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2019年 6月 2日 【成長と欠点とは?】
みなさんこんにちは!
学習院大学経済学部2年
福井彩です!
ブログは約3か月ぶりです。
お久しぶりです(*^-^*)
最近のブログは
勉強法や勉強への姿勢、志など
実践的かつ具体的な話が
多かったですね!
そういう内容が予備校のブログに
ふさわしい気もしますが
「彩さんのブログ好きです」
って言ってくれる子がいて
すごくすごく嬉しかったので、
いつも通り私らしく
抽象的で掴みにくいかもしれないけど
考えさせられるようなお話を
できたらいいなと思います。
すぐに効く薬よりは
じっくりよくしていく
漢方みたいなイメージで(笑)
今日の話は最近読んだ
2種類の本についてです。
まず1つ目は
いなくなれ、群青
その白さえ嘘だとしても
汚れた赤を恋と呼ぶんだ
凶器は壊れた黒の叫び
夜空の呪いに色はない
きみの世界に、青が鳴る
の6冊からなる河野裕さんの
階段島シリーズです。
最近最終巻がでたので
今1巻から読み直し中です。
(私も最後まで読み終わってません)
みんなに伝えたいのは
この話の大前提の設定に
絡めた話です。
(※ネタバレ含みます。)
この話は階段島という
不思議な島を舞台にしています。
この島の人はみんな
例外なくどこか欠けています。
そして彼らはこの島に
来る直前の記憶がありません。
悲観主義の少年。
理想主義の少女。
虚言癖のある少年。
言葉を恐れる少女。
細かい説明をしたいところですが
おすすめの本紹介を
したいわけではないので省略!!
受験が終わったらぜひ読んでください!
結論を言うと
この島にいる人たちは
現実世界の自分が
成長し前に進むために
切り捨てた
自分の人格の一部
です。
たとえば虚言癖のある少年は
その人格を切り捨てることで
現実世界では虚言がなくなり
人間関係をうまく構築できるようになりました。
この切り取られた人格が
階段島でその事実を知らずに
自分こそが自分自身であると
思い込んで生きています。
次にもう1つの本を紹介します。
それはシルヴァスタインさんの
ぼくを探しに
という絵本です。
この絵本の主人公は
パック〇ンの形をした
「ぼく」です。
パッ〇マンの形が分からない人は
ピザの1ピースを切り取った形を想像してみて下さい。
「ぼく」は自分の欠片を
探して旅にでます。
「ぼく」は欠けているから
早く転がることができません。
止まって虫と話したり
花の匂いをかいだり
蝶がとまってきたりしながら
ゆっくり進んでいきます。
いろんな困難をこえて
「ぼく」は欠片を見つけて
完全な円形になります。
円になった「ぼく」は
速く進めるようになりました!
けどどんどん速く進むために
止まって虫と話すことも
花の匂いをかぐことも
蝶がとまってくることも
なくなってしまいました。
その事実に気が付いた「ぼく」は
せっかく見つけた欠片を外して
完璧な丸ではない元の姿に戻って
ゆっくり自分のペースで
進んでいきました。
さて、2種類の本を
紹介しましたが
どちらも
欠けているもの
に焦点を当てた内容に
なっています。
一方は
“人が成長する”ことは
“新しいものを得る”ことではなく
“切り捨てる”ことだ
という考えです。
一方は
完璧ではなく
欠けているからこそ
見えること・気づけること
があるという考えです。
みなさんはどちらの考えに
同調できるでしょうか?
そもそもみなさんは
自分の欠点は
何だと思いますか?
きっとこの2つの考えは
どちらも正しいのだと思います。
最後に私の考えを少しだけ・・・
成長するために
得ること
と
捨てること
はどちらも大切なことで
不可欠なことです。
大人になるためには
ときに切り捨てることも
必要でしょう。
階段島シリーズの一節を借りて言うならば、
小さい頃大半の少年が
「ヒーローになりたい」
という夢を持っていて
けど大半の少年はいつからか
別の、もっと現実味のある夢を
語るようになります。
それは諦めというよりは
大人への成長の1つなんだと思います。
だけど自分の欠点を見つけた時
自己嫌悪に陥った時
もうだめだーと思った時
成長したいと思った時
“得ること”と“捨てること”
を選択する前に一度
“今の自分”を見つめて
認めてあげて下さい。
欠けているかもしれないけど
完全ではないかもしれないけど
それも1つの個性であり
それがある故に
見ることが出来たものが
得ることが出来たものが
気づくことの出来たものが
必ずあるはずです。
それに気づいた上で
“得る”とか“捨てる”とか
“そのまま前に進む”とか
“一度止まってみる”とか
選択ができたら
いいなあと思います。
毎度ことながら長くなりました(-_-)
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
明日の更新者は、、、
鈴木健世担任助手!!
いつもブログの紹介で
いじられキャラ
って言われているから
違う面の紹介をしようと思ったけど
・
・
・
いざ考えると
それしかもう出てこない!(笑)
だけど本当に
とっても魅力に溢れた人ですよ。
具体的に魅力を上げないのは
決して
思いつかなかったからではありません。
決してそんなことないです。
・
・
・
明日もお楽しみに!!!!
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